ギリシャに行ってきました
12月の上旬にギリシャに行ってきました。経済的には大変らしい。
一般の市民は銀行から1日に60ユーロしか引き出せないと話してくれた。
今のギリシャで最も大変なことは何かと尋ねたところ、
それは失業率の高さであるとのこと。
20代と30代の失業率は高く特に20代は50%になるとのこと。
つまり若者の2人に1人は仕事が無いのだ。
それでもギリシャ人は明るいところがあって、「とにかく家の外に出よう」と決めたらしい。
「人と話をしよう」というキャッチコピーみたいなことを地で行なっているのだ。
日本なら引きこもったり、ニートになりそうな社会状況なのに、ギリシャの若者はボランティア活動をしたり、仕事の手伝いを無料奉仕しながらチャンスを待っているのだ。
アテネのアクロポリス神殿に世界中から観光客が集まる。
その華やかな雰囲気の背景に経済問題が重くのしかかっているようだ。
神殿の周囲には世界中から観光客が集まり、そのような感じは見受けられない。
ギリシャで最初の朝食だ。豆を煮たような野菜が美味い。
ワークショップ
私はギリシャの人にゲシュタルトのワークショップを行った。
これで3回目になるので私のゲシュタルトを気に入ってくれたグループの人たちが1/3くらいで、20名ほど参加してくれた。
ワークショップの参加者はセラピストが半数であった。
参加者
ゲシュタルトのトレーニング生で大学で学んでいる。
彼女は自分で手作りのデザインしたものを参加者に売っていた。学費に当てるというので私も買った。
彼はコスタさん。セラピストで日本にも来たことがある。俳句を作っていて俳句の本の出版先を探しているとのこと。
セミナーの後に、いつもワークショップの感想をギリシャ語の俳句にしてくれる。
今回は英語に直してくれた。私が手に持っているのはギリシャ語の俳句。
Sword’s point cut the daisies who were boblling
剣の先端(刃) はざわめいていた雛菊を切ります
雛菊はギリシャのお喋り好きをシンボリックに現したということです。同時に今の財政不安の象徴でもあるようです。
街の中
さて、ギリシャの街の中は汚れている。特に、いたるところにペンキの落書きなどあるのだ。 それでもカラフルなところは気に入った。
観光客の多いアクロポリス神殿の周囲はレストランとお土産品、ファッション店が軒を並べている。この写真は骨董品の店だが手に取るとインチキ品、ガラクタ骨董の山である。まあ、私も手にとって見ましたよ。
もちろんギリシャは食べ物も美味い。アクロポリス神殿のところで羊の煮込んだ肉は美味かった。ギリシャサラダは羊のチーズが沢山乗っている。
もちろん赤ワインも飲んだ。
いやはやムール貝などは、これで一人前だよ。日本ではまずい貝を地中海の人たちは何故食べてるのか、と思っていたが、流石に新鮮な貝は美味いで~す。まず~いムール貝を食べていたのは日本人の私でした。
真ん中はいわしのアンチョビ。奥の二つは山草を煮込んだもの。肉やチーズが多いので結構煮込んだ野菜を沢山食べる。この山草のような野菜が私の口にとても合っていてラム肉や羊の肉と調和している。その上、セッションは夜からなので昼間はほろ酔い加減でいられるのがたまらないッス。
遺跡の山
さて、ギリシャですから遺跡の山に行ってきました。その前に海に浮かぶ城などで一服してからいよいよ丘の中腹にある遺跡です。
外国から来た観光客の女性が真ん中にある白い大理石の上に立って歌っていた。その声は屋外とは思えないほど周りに届いていた。
私は石段を上り一番上から聞いたのだが円形劇場ではこのように神話のストーリーや歌を王様や庶民が聞いていたのだろう。
今では野良犬がのんびり観光客の歌を聞きながら餌などをもらっている。